マンション耐震基準の違い

マンションなどの建物には、耐震基準が定められています。耐震基準は、地震があった時に建物がどれだけ耐えられるかの基準の値となっています。この基準には、旧耐震基準と、新耐震基準の二種類があります。

旧耐震基準は、1981年の5月31日より前の基準となっています。かつての基準は、震度5程度の地震(中地震)で倒壊しない程度となっていました。倒壊しないということは、ひび割れなどの細かなダメージは計算されていない状態です。

しかし地震の多い日本ですので、この基準では限界があります。新たに定められた新耐震基準では、震度7程度の地震(大地震)で倒壊しないとなりました。震度5程度の地震では小さなひび割れ程度に留められる強度です。

この基準になったお陰で、被害を最小限にできていると言えます。マンションを探すときには、1981年の5月31日より前かどうかを確認すると良いでしょう。