分譲にしても賃貸でも、都心に住まいをという人にとってどの沿線が、あるいはどの辺の駅がいいのか迷ったときは、その沿線を運行する鉄道会社の数年先からさらに先を見越した計画を調べておくのも有効かもしれません。都心に乗り入れている鉄道会社はいくつもありますが、その中で東急電鉄(旧:東京急行電鉄)が公開している今後の取り組みについてご紹介しましょう。東急は小田急と並び都心に乗り入れている民鉄の中でも歴史は古く、更に他鉄道会社との直通運転が多いうえ、住宅という点でも鉄道会社の沿線街づくりとしてグループ内で東急不動産を抱える、まさに住まいを探す人には見逃せない鉄道会社と言えるでしょう。最近特に話題をさらっているのが、既に地下化工事も終了し、空いた地上部の再開発に力を入れている「渋谷駅再開発」というまさに進行中という一大プロジェクトです。その他人気の「二子玉川駅」や「武蔵小杉駅」周辺の高層高級マンション群を擁する、まさに将来計画目白押しの鉄道会社と言ってもいいかもしれません。直通運転が多いという利便性に大きく影響するファクターもさることながら、沿線住民にとってうれしい緑化にも力を入れるとともに、駅周辺のショッピング施設の充実にも目を見張るものがあります。2017年時点の調査結果によると、2015年度での対2010年度との乗降客増加比率でトップテンの中に2路線が入り、またホームドア設置にも積極的で目黒線では100%完了、更に資産性あるエリアとして以前から知られる田園都市線沿線と話題に事欠かない、まずは住まい選びで早々にチェックを入れておきたい鉄道会社と言ってもいいかもしれません。