都心で賃貸あるいは分譲といったマンションを探す場合、重要な足となる鉄道路線や駅は、選定の大事なファクターの一つであることは誰もが異論のないところでしょう。まして、JRの路線駅まで徒歩5分といったうたい文句は、まさに魅力満点と言っていいかもしれません。都心エリアと言われる都内でも中心となる地域では、路線評価のみならず、駅の評価も高水準を維持しています。例えば、停車駅が都心エリアで一番多い路線として2017年時点で上位に挙がってくるのが山手線や中央・総武線、さらに乗り換えが多数選べる京浜東北線でトップの座をしめ、そのほかの都心エリアに乗り入れている他鉄道会社路線を大きく引き離して、まさに都心の生活には切り離せない鉄道網を展開しています。そんなJRですが、決して上位という現状に甘んじることなく数々の大動脈としての機能改善に取り組んでいるのは利用している人のみならず知るところでしょう。その一つが日本の中心ともなる東京駅の駅舎整備に関連して、八重洲口周辺の大規模開発計画はじめ数々の整備計画が進行中となっています。東京駅北側通路の周辺整備などもその一つでしょう。具体的に2017年時点でわかっているだけでも、既に決まっていた7つのプロジェクト(①大手町一丁目、②大手町二丁目常盤橋、③八重洲一丁目東、④日本橋兜町・茅場町一丁目、⑤八重洲二丁目北、⑥八重洲二丁目中、⑦有楽町駅周辺)に、新たに4つのプロジェクト(⑧八重洲一丁目北、⑨日本橋一丁目中、⑩日本橋一丁目東、⑪八重洲二丁目南)を加え、将来を見据えた一大整備計画を強力に推進している様は、日本の中心都市東京にふさわしい街づくりとして周辺住民のみならず、東京駅を利用する日本各地、世界各国の人たちの利便性や環境改善に大きく寄与していると言っても間違いないでしょう。そうなると、やはり都心での住まい探しは、まずJR沿線からというのはうなずけることと言っていいのかもしれません。