費用対効果を考えた修繕計画とは

建物というのは時が経つほど劣化するものです。設備性能も劣化していきますが、法令などで求められる水準というのはどんどん上がってくるので、その差は大きくなるといえます。修繕だけでは対応できない場合もあります。そうなると工事を行って取り換えることになりますが、それでも竣工した当時に戻るわけではありません。その上、求められる水準というのはもっと高くなってしまっているでしょう。改修というのは、竣工時に戻すというわけではなくて、求められている水準まで工事をするということです。改修工事というのはベストなタイミングで行わないといけません。これには費用が掛かりますが、求められる水準を満たさないと、資産の方が減ってしまいます。設備や性能を劣化に任せてしまうと、競合物件にも勝てないし、空室だって増えてしまうからです。